カテゴリ:絵本( 23 )

ほくそ笑む その2



太郎-夫42(佐々木蔵ノ介だったら)
華子-妻40(奥貫薫だったら)

シーン#5
華子のその目線の先が気になった。

最初に振り返ったときのその目に戻っていた。
怒りと悲しみが混在したその瞳の奥に広がる圧倒的な目力は
太郎のことに対して諦めが広がる心の内を映し出していたのである

「華子・・・」
思わず声をかけたが華子は、その目線の先から瞳を外そうとしなかった。
仕方なく、俺は振り向いた。
何が待っているのかも想像だに出来なかったけど。

俺は振り向いた瞬間、思わず息を飲み込んでしまった。
「おまえたち・・・・」

振り向いた先にあるものたちは、なんと俺のガールフレンド達
いやいや、ガールフレンドという存在を通り越してもはや、恋人。
「何でお前たちがここにいるんだ・・・」

やっぱり、ちらちらと似た顔があるような気がしたのは気のせいでなく
本人たちが周囲に存在していたからこそだった。

「太郎・・あの人たちを知っているわよね。知っているというより
あたしよりも大切な存在になっている女の人もいるんでしょ」

華子は続けた。

「今日あなたと旅行に来たのは。そういわば新婚旅行の反対で
離婚旅行といったところかしら。最後の夜は、どんなにあなたがつまらないか
もう一度確かめておきたかったから。」

「確かめたかった・・・?だって??」

「そう、今一度踏ん切りをつけるための儀式。」
「まてよ・・・」 

「いや、もうあなたにはうんざり。だからこれっきり」
「後ろの子達のところへ行きなさいよっ!」

そういうと華子は振り向き前に歩き始めた。
と、そのとき野次馬の中から背丈はそう、180cm、完全にモデル体型のY体系
華子の横にスゥーーと寄り添い、華子はそっと男と腕を組み俺の方を振り返り

「さよなら、あたしの無駄な時間っ!!」
そう俺に吐き捨てると男と仲むつまじく歩いて行った。

「そういうこと・・・か・・・」

太郎は華子が仕組んだこの手の込んだお芝居の輪郭がようやく飲み込めた。
「仕方ないさ、でもまだ俺にはこの子達がいる。」

と、ガールフレンド達に歩み寄り
「みんな、俺についてきてくれ、な!」

そう言って女の子たちの中に飛び込んでいった。
そして、女の子一人一人と熱いハグをしよう。

そして・・・

歩みかけたときに女の子たちは俺を通り越して前に進んでいく
「どうしたんだ??」

そして、女の子たちはこともあろうことか華子が腕を組んだ男を取り囲む。
「やべっ!みんなやめろ!華子に仕返しなんて!」

思わず俺は叫んだ。
だが・・様子が・・・ちがう。
女の子たちは俺の方を見てこう言った。

「ばぁーーーーーーーーか!あんたなんかよりこの彼ともうお友達なのよっ!」
「あんたなんか 用済み!」

なんてこった、みんなグルだったなんて・・・・・・

華子は後ろの気配を感じ取り思わず
「よっしぁーーー」とガッツポーズをし

そして ほくそ笑む

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ほくそ‐え・む〔‐ゑむ〕【ほくそ笑む】
大辞林より

[動マ五(四)]《「ほくそ」は「北叟」か》うまくいったことに満足して、
一人ひそかに笑う。「してやったりと―・む」


おわり

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by hustle_karn | 2010-02-21 15:17 | 絵本

シナリオ 追慕



相生むつ子 主人公19歳 上野樹里だったら(仮定)
相生むつ子 老後の主人公 82歳 八千草薫だったら(仮定)

帖佐由蔵 むつ子の旦那 24歳 森山未來だったら(仮定)
帖佐政三 由蔵の父  50歳  國村 隼だったら(仮定)
帖佐 結  由蔵の母  49歳 樋口可南子だったら(仮定)

原田省吾 むつ子のおい 46歳 宇梶剛志だったら(仮定)
原田 静  むつ子の妹(省吾の母) 6歳 森くれあだったら(仮定)

帯刀健介 役場の兵事係 45歳 田口トモロヲだったら(仮定)
相生周平 静の父親    49歳 小日向文世だったら(仮定) 
相生智子 静の妹     18歳 萩野加奈子だったら(仮定) 



シーン#1
 昼下がりの部屋の一室


省吾のナレーション(以下 N)
僕は介護ホームで一人暮らしている乳母とも言える叔母の所へたびたび行っている。

そんな叔母の顔を見に行き、二人で話し込んでいると、
叔母が大東亜戦争中に なんと鹿児島へ嫁入りしていたことがあるという。
そんな事を昔、聞いたことがあったのだがすっかり忘れてた。


省吾  「なぜ鹿児島じゃんたんかね?」
むつ子 「・・・・・・・・」
ふっと笑って答えないむつ子

その後、はにかんで日差しの入り込む窓を遠く見つめたむつ子
むつ子 「あれからもう64年経つんかねぇ・・・・」

省吾N    叔母が何気に可愛く見えた。

窓からまばゆい閃光が走る

タイトルバック 「追慕」 
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シーン#2
 一人で 薩摩への嫁入り


俯瞰映像 晴れた日に 煙を上げる桜島
線路を走る蒸気機関車 

蒸気機関車の警笛 車輪からの画

(老後)むつ子 N
時代は大東亜戦争の戦況が拡大しつつある頃。
わたしは戦時中に鹿児島の田舎へ嫁入り道具もなく、
荷物一つで汽車にゆられ嫁いだ。


シーン#3 
 鹿児島駅でむつ子を駅前で出迎える由蔵親子


帖佐由蔵 「おじゃったもんせ 遠くまでゆうと来たね。」
帖佐政三 「おじゃったもんせ」


むつ子 「どしたん?皆さんでお出迎え言うたら恥ずかしいけぇ」
むつ子 「はじめまして 相生むつ子です。 よろしくお願いします。」


むつ子の荷物を手に取る由蔵
ハイヤーに乗るよう催促する政三

三人を乗せたハイヤーが走り去る

シーン#4
 帖佐の家  由蔵とむつ子の婚礼風景


翌日、早速婚礼が家で戦中ということもあって、慎ましくとりおこなわれている。
婚礼の席に羽織袴の由蔵が嫁入り衣装のむつ子と並んで座る。

宴会は、夜更け過ぎまで行われる
その合間にむつ子をみて由蔵がつぶやく

由蔵「おいと一緒になってくれてありがとう」
由蔵を見つめ黙ってうなずくむつ子
盛り上がっている婚礼の宴

シーン#5
 薩摩での新生活 畑仕事


叔母のむつ子は、まだ19才。どこかまだまだ幼さが残る年齢
畑仕事を帖佐家族とともにするむつ子

広島も地方の都市とはいえ、広島に住んでいたのだからそれなりに町の生活に
慣れ親しんでいて、田舎の畑仕事も大変だが 生活も大変
薩摩言葉を理解することから苦労している

むつ子 「今晩は何を食べうかな」
由蔵  「大根ばっかいほいなら飽きた」

畑仕事に手を休め汗をぬぐいながら
むつ子 「このご時勢にそんなこと言うとったらいけんですよ」

遠くを見つめながら
由蔵  「じゃっどん 腹が減っては戦は出来ん」
むつ子 「じゃっどん まだ由蔵さんは戦にいっとらんけぇ」 
お互いに顔を見合わせ笑う二人

シーン#6
 広島の生活 むつ子の回想


広島の実家 走り回る静を着替えさせようとしている。むつ子
むつ子 「しーちゃん はよ着がえんと おへそとられるで」
静  「はーい おねえちゃん」

相生周平 「むつ子 晩飯はまだかいのぅ 智子もはよ 手伝え」
相生智子 「父さんは何もせんくせに 口ばっかりじゃけ」
相生むつ子「智ちゃん あんたも口を動かさんで 手をうごかしんさい」

姉妹で笑いあう二人
そばで 笑う二人を 居間でねそべって笑いながら見ている静

むつ子N

わたしは、薩摩での生活に苦労をしていたのだが、
広島では早くから他界した母親に代わり兄弟の面倒を全部見ていた
その苦労を考えれば、まだまだ楽だと思った。

それに、好きな人と一緒に自分のために過ごせるという時間がとても楽しい。

薩摩の両親は、とても優しく、遠く広島の地から嫁入りしたわたしを、
本当の娘のように可愛がってくれ環境の変化はあっても、
生活が苦しいとか嫌な思いは全くしない。

むしろ、本当に家族として迎えてくれた主人の両親がとてもうれしかった

 


***********************************
実在したおばの半生の一コマを書き写したお話
戦争は人の人生を翻弄し続ける


広島ブログ2年前の創作をシナリオ化
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by hustle_karn | 2009-08-15 12:27 | 絵本

最後の一発

20XX年 8月X日  いよいよ2009年に米オバマ大統領により発せられたプラハ宣言

オバマジョリティーの推進を米国は順次進め、世界中の核爆弾の解体を
時には武力で、時には平和的に話し合いでロシア共和国と力をあわせてこの日を迎えた。

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イスラム社会は、オバマ大統領が隠れイスラム教徒ということもあって彼のリーダーシップに
よりイスラム教国家連合が国連とは別に成立したことでこれが機能しイスラム社会での
秩序が図られイスラム原理主義はやむなく核武装解除をせざる得なかった。


最後まで核の武装解除に応じなかった北朝鮮は、米国とロシアの強硬な中国への圧力により
とうとう国境を越え北朝鮮に武力で制圧することを決め武力解除に応じていた。

もっとも、北朝鮮国内では中国の侵攻をむしろ今までの圧政に苦しんできたことへの
反動により北朝鮮国民は中国国旗を振って迎えるほど友好的で、国内の軍の反抗も
ほとんど見られず、唯一平壌の金正日の親衛隊が抵抗したがあえなく制圧された。



所変わって 米国 ニューヨークの式典会場

「こちらCNN特派員のリチャードです。今まさしく21世紀の奇跡。
世界中の核爆弾が処理され、最後の一発となってしまいました。」


「こちら、スタジオのケントです。どうですか?会場の雰囲気は?」
「はい、世界中より賛辞が贈られ会場は異様な興奮に包まれています。」

「お集まりの皆さん、米国大統領のペインです。」
この年アメリカでは初の女性大統領が誕生していた。
そう、かってオバマ大統領誕生のときに副大統領候補となった女性である。

「この日を迎えて私は、感動しております。オバマ元大統領のプラハ宣言オバマジョリティーより
数十年。世界中の人たちがこの日を待ち望んでいたことでしょう。」
「かって、オバマ大統領は言いました。 Yes we can 」


つづいて司会の国務長官、アーノルドシュワルツネッガーが言った。
「では、地球上で最後の核爆弾を処理しましょう。」
ネバダの核爆弾処理場では準備は整っています。
スイッチャーは、かって米国が起こした最大の あやまち。
広島原爆 被爆者の最後の生き残り 広島太郎さんです。」

その日、広島太郎は米国の招きで国連本部のあるニューヨークにやってきていた。


「さ、スイッチをどうぞ。」
シュワルツネッガー国務長官は催促をした。
吹奏楽隊のファンファーレとドラムロールが世界中に鳴り響いた。

ボタンを押す瞬間。広島太郎はボタンをじっと見つめていた。
なぜなら、昨晩ホテルの一室にかかってきた名も名乗らぬ一本の電話。

「広島太郎さん。明日の最後の核爆弾処理の式典に参加されますよね。」
「ぜひスイッチを、押してください。最後の核爆弾はニューヨークのど真ん中。
式典会場の真下にセットしてあります。、世界で初めて核の加害者の国が
世界で最後の核の被害者になるのです。必ずスイッチを押してください。
あなたは二度目の被爆になるでしょうが、本望でしょう」


それは同時に被爆者 最後の生き残り 広島太郎の死をも意味するものだった。
また、広島原爆で死んでいったもの達への敵討ちにもなるのだった。


つづいてシュワルツネッガー国務長官が催促した。
「Here we go!  Right now!」
広島太郎は、ためらいつつボタンの上に指を置き、あまりの緊張により
体が固まってしまった・・・・


私たちはできる ( Yes we can )




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ストーリーの結末は、読んだあなたの心の中にあります。  合掌

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by hustle_karn | 2009-08-09 09:44 | 絵本

とんからおばけ  最終章

とんからおばけの背中におぶさって、山の向こうのお医者様のところで薬を
ようやくもらい、大急ぎでごん太の家まで、とんからおばけとごん太は 
おかんのところに帰ってきました。

「おかん・・・・ごめんよ・・・・おいらトンからおばけといっしょにあそんでたら・・・
こんなに遅くなってごめんよ・・・・」
すると、おかんがいいました。

「何を言っているんだろうねこの子は。
遅いどころか速すぎてびっくりしてるよ。」

「だって・・・だって・・・。一年も経って帰ってきたんじゃ、おかんの病が・・・」
「なにを寝ぼけているんだろこの子は。
まだ一時(いっとき)しか経ってないから。こっちがびっくりしてるよ。」

じつは、とんからおばけはごん太に幻術をかけて半時(一時間)を
一年に感じさせてたのでした。

「おかん・・・。ごめんね・・。ごめんね。」
「何を言っているんだい。ごん太。ありがとうね・・ありがとうね・・・。」
こうして薬をおかんのところに無事届けたごん太。
「今度はとんからおばけの番だ。とんからおばけ。おいらをおぶってくれ」
とんからおばけがごん太を負ぶさると、
村はずれにある一軒の家に行くように言いました。



二人が家に近づくとなにやら女の人の声で
「とんからとんからとんとんとん  とんからとんからとんとんとん」

そうですここは、とんからおばけが赤ん坊のときにいた家。
聞こえてきたのはとんからおばけのお母さんなのでした。
ふたりがそぉーと軒から中をのぞくと、そこには優しそうなお母さんの姿。
「おかん・・・おかん・・・・」

とんからおばけがはじめて見るお母さんの姿なのでした。
「とんからおばけ。あれがとんからおばけのおかんだぞ・・・」
そういいながら、とんからおばけの方を振り向くと・・・・・・。
とんからおばけは、霧のようにすぅーーと消えていきました。

「ありがとう・・・ごん太。さよなら・・・・ごん太」



ごん太が峠を歩いても、もうあの声を聞くことは決してありません。
でも、ごん太が峠に来るたびにあの声を、口ずさみます。
まるで、とんからおばけに遊ぼうよと誘うように。


とんからとんから とんとんとん

とんから  とんから  

とん   とん   とん 


(おしまい)

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↑ 
 いかがでしたか?? 読み終えたらポチッと一押しよろしくです。

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by hustle_karn | 2009-04-19 16:23 | 絵本

とんからおばけ③


とんからおばけを読んでない方はこちらから

とんからおばけを読んでない方はこちらから

広島ブログ そして、来場記念に ポチッと一押し

さてさて、とんからおばけにであった ごん太
最初おっかなびっくりでしたが、そこはこども遊んでいるうちに
だんだんと仲良くなり、とんからおばけと遊んでばかりの毎日を過ごして
いたのでした。

そして、ちょうど一年経った時に、ごん太とんからおばけに聞いたのでした。

「どうして、とんからおばけは、いつも「とんからとんからとんとんとん」と
いっているんじゃ?」


するととんからおばけは言いました。
「おいら、お化けになる前は人間の赤ん坊で、おばけになっても大きくなって
いったんじゃ。

そして、赤ん坊のときにいつも聞こえていたのは、おかん
『とんからとんからとんとんとん』と言っていた声。
それしかおかんのことを覚えてないんじゃ。」


そう、とんからおばけが言った瞬間。

いったいどうしたことでしょう。
ごん太の周りが光で真っ白になり、ようやく ごん太は思い出したのでした。
「え~~んえ~~ん。本当はおいらおかんの薬を買いにいく途中だったのに。」

それを聞いたとんからおばけ。
「そうじゃったんか・・・。よしごん太おいらの背中におぶされ。」

そして ごん太をおぶさったとんからおばけ、飛ぶようにして
山を駆け下りていきました。もっともおばけなので、足は地べたについてませんが。

さてさて、ようやくおとんのお使いを思い出したごん太。
ちゃんとおかんのところへ 帰ることができるのでしょうか???

つづく


広島ブログ そして、来場記念に ポチッと一押し

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by Hustle_karn | 2009-04-16 21:59 | 絵本

とんからおばけ

 
とんからとんからとんとんとん
今日もどこかからかとんからおばけの声が聞こえてきます。

とんからとんからとんとんとん


ある日のこと、ごん太おかんが病気になってしまいました。
それはもう、高い熱で日ごと悪くなるばかり。

そこで峠の向こう村にいるお医者様に薬を買いにいくことになったのですが、
おとんは、ごん太にお医者様のところへ一人で行かせることにしました。

ごん太おかんが病気になった。となり村に薬を買いに行ってきてはくれないか?」

ごん太は少しおっかなかったけど、おかんのためと行くことにしました。
すると、おとんが

「いいか ごん太。峠のところで『とんからとんからとんとんとん』と聞こえても
けっして振り向いてはなんねえぞ。

「振り向いたら最後。とんからおばけが遊び疲れて、
おしまいと言うまで家に帰れなくなるからな。」

とんからおばけは、山に一人でさびしく住んでいました。
だから、いつも遊び相手がいなくて山の峠を通り過ぎる人たちに
とんからとんからとんとんとん と声を聞かせて遊ぼうと誘うのでした。

薬を峠の向こうの村まで買いに行くことになった ごん太
さてさて、どうなることになることやら。

(つづく)



神話の国 出雲からの第一弾は民話造りの創作お話から
この続きは、いずれまた。お話ができたらという事で。


広島ブログ← 続きが気になる人はポチっと
神の集う地 出雲 自然に書ける気がします。

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by Hustle_karn | 2009-04-05 18:16 | 絵本

ただいま ハナさん

風の吹く心地よい 昼下がりに  「ただいま」 って
玄関をあけ部屋をいつものように見渡すと
彼女は2階に上がる階段のところで
いつも優しいまなざしを向けていてくれた。

僕が田舎のおばちゃんちに来始めてどれくらいになるだろう
母親に連れられて来るこの家に家族はおじちゃんとおばちゃんと
それともう一人 いや一匹。

スラリとした体に、しっぽをピンと立てて
優雅にみんなが囲む団らんの横を
静かに通り過ぎていく

その猫の名は ハナさん
実に彼女はもう家族の中では、一匹という存在より一人だった。
それに、猫の種類なんか聞いたことないし、そんなこと人間にだったらしないから。
家族の一員だったから。

おじさんちで ある時、僕がひどくおかあさんに怒られた。
それは、おじさんが大事にしていた庭の花を木の棒を振り回して
折ってしまった時のことだった。

寝ころんでひとり庭を見つめながら泣いている時に
ハナさん は、そっと横に来て  

ごろり

ハナさん の鼻を僕の顔になすりつけて
ゴロゴロとのどを鳴らしてくれた
それは僕の顔を伝わるを拭いていてくれてたに、ちがいない

そっと

寝転がって漫画などを読んでいると
いつも横に来てはゴロリと横たわることがあったけど
その日のハナさん はきっと僕の悲しみ がわかっていたに、ちがいない

きっと

そんな優しい 優しいハナさん は、僕の大切な お友達だった。
田舎の家に住む心の中から大好きな お友達だった。



だから、あの頃 僕は田舎の森の家に行くのが 

大好きだったんだ


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広島ブログ今日の日記を 亡きハナさんに捧ぐ
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by hustle_karn | 2009-03-16 23:02 | 絵本

LOVE GREEN BIRD

あるの森の日の出来事
年老いたカラスが悲しげな表情の小鳥に話しかけていました。

「心のきれいな鳥が奏でる歌には、不思議な力があるそうじゃ」
「その鳥と一緒に歌うとしあわせになれるのじゃ」

と、年老いたカラスが緑色した羽の小鳥に言いました。
「その鳥さんにはどこにいったら会えるの。今すぐ会いたい
会ってこの緑の羽をみんなとおなじ色の羽にしたい」
「そうじゃな。しかし、わしもどこにいるのかは、わからんのじゃ」


緑色の小鳥は今すぐにでも、その鳥を探しに行きたくなりました。
仲間の鳥はもちろんのこと、親鳥からさえいつもじゃまもの扱いをされるのがいやだったので、
この緑色の羽をみんなと同じ色に不思議な力でできるかもしれないと。


続けて年老いたカラスは、こんなことも緑色した羽の小鳥に言ったのでした。
「ただ、昔こんなことを聞いたことがある。」
「それはな、自分で探そうと思っても探すことはできないけれど、
実はそばにいて必要な時に、本当の姿をあらわすらしい。」


「そうなの・・・自分から会えないのね・・・・。」
「だから、いつもきれいな心でいることじゃ。みなに優しい歌声を聞かせることじゃ」
「うん、わかった。カラスのおじいさんありがとう」


その後、緑の羽根をした小鳥は、きれいな澄んだ心で、歌い続けたのでした。
来る日も来る日も歌い続け、いつのまにか緑色した羽の鳥の歌声が響くと
心のきれいな鳥だけにしか歌えないと、森中の評判になりました。

月日が過ぎてとうとう大人の鳥になってしまいましたが、その緑色した羽のことを
少しも恥ずかしくなくなり、むしろ誇らしくなってきたのでした。

毎日かかさず、年老いたカラスだけは「こんにちは」
と声をかけてくれました。
「こうして、いつも歌い続けているのに不思議な鳥さんに、いつ会えるのだろう」
「でも、この羽がすばらしく思えてきたから、どうでもいいことなのかもしれない」

緑の羽根をした鳥は、寝る前につぶやく毎日でした。

するとある日、昔不思議なちからをもった鳥の話をしてくれたカラスに
緑色の羽をした鳥は、たずねてみました。
「カラスさんカラスさん、わたしはいつも歌い続けてきました。
だけど、まだその不思議なちからをもつ鳥さんは会いにきてくれません。」

「でも、この緑の羽根がわたしは好き。もう会えなくてもいいかもしれない。」
緑色の羽をした鳥が年老いたカラスにそう言った瞬間です。

真っ黒なカラスの体がまばゆいばかりに光り輝き見る見るうちに
きれいな色の鳥になっていったのでした。

「え!あなたはカラスさんではなかったの??」
「ええ、そうなのですよ。あなたが会いたがっていた鳥です。」
「でも、今は緑の羽根のことは、誇りに思っています。」
「あなたが、自分の羽根のことを誇らしげに思えることが大切だったのです。」

「そうですね。わたしのこのすばらしい羽が大好きです。」
やっと待ち続けた鳥が、本当はいつもそばにいてくれたことの方が
とてもうれしくなりました。

「それでは、しあわせになれる歌を一緒に歌いましょう。」
「はい、いっしょに歌いましょう。」

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こうして、日が暮れるまで二人仲良く歌声を森に響かせ
なかよくなかよく森で歌いながら暮らしました。  とさ

おしまい



ハッスルカーン作
「LOVE-GREEN-BIRD」

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by Hustle_karn | 2008-09-14 16:10 | 絵本

なにしてあそぼ  Ver2

コーヒーちゃんとコーヒーくんは、仲良し兄弟


ふたりとも今日も仲良く遊んでます

おもちゃの箱には、何が入っているのかな?


コーヒーくんは、小さな〇を取りだしました

コーヒーちゃんは、小さな□を取りだしました

('-^*)/☆〇と□
どちらがよく転がるのかな?

【〇】
(^O^)/◎せいかい!
コロコロと転がるよ


('-^*)/☆〇と□
どちらが△になれるかな?

【□】
(^O^)/◎せいかい!
□のかど⊿をつないでごらん

ほらね!ふたつの△▽出来上がり


コーヒーちゃんとコーヒーくんの二人で仲良くずけい(図形)でお遊び

おもちゃの箱には、楽しい形がいっぱい入っているんだよ


コーヒー兄弟のふたり


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仲よく遊んでね。

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by Hustle_karn | 2008-08-12 12:35 | 絵本

いいか!


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耳の穴  かっぽじって よぉ~~~く聞け

                    


読めなかったら 出直して来い!!

大和の国で生きる覚悟は、できてんだろうな

b0093361_1313055.jpg


以上


広島ブログ
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by hustle_karn | 2008-08-09 13:28 | 絵本


年が変わり今は【蔵】(ZOH)。どんな蔵が出てくるやら^^


by Hustle_karn

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